■使用方法によって二次創作物使用不可のメーカー

コナミは、いままで何度か二次創作物での訴訟を起こしております。いずれも18歳以上向けのコンテンツを作っていたことが原因です。そのため、通常の二次創作物であれば問題ないかもしれませんが、今後どうなるかわかりませんので、頭の片隅には入れておいたほうがよいでしょう。

任天堂は、ポケモンの18歳以上向け同人誌で訴訟を起こしました。ただ、これも常識はずれの行為があったために法的手段に出たのであり、これだけをとって任天堂が二次創作物を禁じていると思うのは早計でしょう。ただ、ポケモンに関しては、あまりにも商品としての価値が高くなりすぎたので、今後一定の配慮はしたほうがよいと思われます。あと、ポケモンのイラストを描いた英語のページを作るのは止したほうが良いかもしれません。日本の社員が見ればなんとも無いページでも、アメリカの社員がポケモンを使用したファンサイトを見たとき、問題視する可能性もありますので。

カプコンも注意したほうが良いメーカーです。カプコンが今まで行動を起こしたからというわけではなく、カプコンのゲームの一部に著作権で問題が起きやすそうなものが含まれているからです。カプコンから出ているゲームに、アメリカの人気キャラクターが登場するもの(X-Menなど)がありますが、これをカプコンのキャラクターと一緒と思って二次創作物を作成するのは止めましょう。アメリカの権利者に見つかれば、多大な賠償金を請求される可能性があります。メーカーだけでなく、メーカーが使用している個別のキャラクターに関しても配慮が必要でしょう。