PS3、タイトル開発環境を大幅強化

ソニーコンピュータエンタテインメントは、傘下にあるゲームプログラミングツール開発会社、SN Systems Limitedの主力製品であるProDG、および効率的な開発を支援する新製品を含む開発ツール群をプレイステーション3のSDKに標準搭載し、リファレンスツールの価格を現行の約半額の95万円に引き下げることを発表した。

SDK向け製品群の詳細は次のとおり。(ソニーコンピュータエンタテインメントオフィシャルサイトより)

1.ProDG
開発の効率化やパフォーマンスの向上を加速し、カスタマイズ可能な優れたユーザーインターフェースが評判の統合プログラム開発ツール、ProDGを本日よりSDKの標準ツールとして無償で提供いたします。さらに、機能改良によりこれまでPS3のリファレンス・ツールのみでサポートしていたProDGがデバッギング・ステーションでも使えるようになり、大幅にコストを抑えたPS3のタイトル開発が可能になります。

2.SN Distributed Build System(SN-DBS)
ご好評いただいているSN-DBSのライセンスおよびサポート費用を、10月12日より全て無償化いたしました。SN-DBSは、社内ネットワーク上にある複数のPCにソースコードを配布し並列処理することにより、コンパイル時間を大幅に短縮するツールで、例えば6台のPCを使用した場合では、コンパイル時間が約80%も短縮され、開発生産性を飛躍的に向上させます。

3.SN LINKER
コンパイルしたプログラム同士をリンクするビルド工程で使われるプログラムで、リンクスピードは従来のリンカーに比べ約2~8倍と劇的に向上いたします。既に11月2日よりSDKの一部として提供を開始し、ご好評いただいております。

4.SNコンパイラ(SNC)
PS3の標準コンパイラとして提供される新しいコンパイラです。業界標準のC++フロントエンドを使用してPS3向けに最適化されており、コード生成効率が従来のコンパイラに比べ向上することで、生産効率およびゲーム品質のアップに大きく貢献いたします。12月中旬よりSDKの一部としてベータ版を順次提供予定です。

(太田)

「プレイステーション3」タイトル開発環境を大幅強化
ソニーコンピュータエンタテインメントオフィシャルサイト内にある11月19日のプレスリリース