【コラム】「ときめきメモリアル3、発売へ~ゲームファンドの再評価~」Part1
「12月20日発売」

恋愛シミュレーションゲームの代表格である「ときめきメモリアル」シリーズの最新作「ときめきメモリアル3」が2001年12月20日に発売されることになった。コナミは8月30日の発表会にて、そのことを明らかにした。この「ときめきメモリアル」シリーズは1994年にPCエンジン用のゲームソフトとして発売されて以来、累計で300万本を出荷するほどの人気ソフトである。今回発売される「ときめきメモリアル3」は今までの「ときめきメモリアル」シリーズとは、ちょっと違ったところがある。それは「ゲームファンド ときめきメモリアル」の資金をゲーム開発費に充てている点である。

「ゲームファンド ときめきメモリアル」とは、12月20日に発売される「ときめきメモリアル3」と来春発売予定の「ときめきメモリアル Girl's Side」のゲーム開発費として、投資家が資金を出し、その出荷本数に応じて、彼らが受け取る償還金額が決まる投資信託の事である。当然のことながら、ゲームの出荷が多ければ投資家が受け取る金額は増え、逆に少なければ減る事になる。つまり、この「ゲームファンド ときめきメモリアル」を購入した投資家の資金がゲーム開発において重要な役割を果たしているということなのだ。このような、一般の投資家から資金を集め、それをゲームの開発費として投入する試みは日本で初めてであり、その点において他の「ときめきメモリアル」シリーズはもちろん、他のゲームソフトとも違っているのである。

「ゲームファンド ときめきメモリアル」が登場した当時、周りからは高騰を続けているゲーム開発費を少しでも抑えるために一般の投資家から資金を集め、開発リスクを低減したいのであろうと評されることが多かった。しかし、「ゲームファンド ときめきメモリアル」が持っている意味は、本当にこれだけなのであろうか。一般の投資家からゲーム開発資金を集めるやり方は日本で初めての試みなのであるのに、それ以外には何もないのであろうか。

今回は「ときめきメモリアル3」の発売決定を機に再びクローズアップされた「ゲームファンド ときめきメモリアル」を従来の評価とは違う視点ではもう一度評価をし、このファンドがなぜ生まれたのか、そして今後にどのような影響を与えるのか等について考えてみることにしたい。

(つづく)

(ライター:菅井)

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