「Xboxの現状 ~普及への長期戦略~」Part2
「MSの失敗」

新参者であるMSが満を持して投入したXbox。しかし、日本市場ではかなりの苦戦を強いられている。その原因のひとつとして考えられるのがMSのユックリズムであろう。

それを顕著に見て取れるのが、価格改定の遅さである。MSは日本を始めとした各市場で、Xboxの販売価格を引き下げるよう動いたが、すべてPS2の値下げが決定された後での行動だった。今年の5月14日にソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がPS2のオープン価格化を公表し、実質値下げに踏み切った翌日、それに追随する形でXboxの大幅値下げを行うと発表をしたことがある。しかし、値下げ前の本体価格はPS2よりもXboxの方が高かったのであるし、普及台数も圧倒的大差がついていたのだから、普通であればMS側が先に仕掛けるべき価格競争だったはずではなかったか。それなのにSCEの出方を見てから、一歩遅れてMSは行動を起こしたのだ。

確かに、わずか1日の差ではある。見方によっては、SCEに遅れることわずか1日で価格を改定できるのだから、MSは素早い反応をしたと評することもできるが「PS2より後に価格を引き下げた」という印象は拭えない。

同様のことは8月にもあった。舞台を欧州に移してSCEとMSが一日違いで相次いで価格改定の発表を行ったのだが、PS2の後追いでXboxが価格を引き下げるという構図はまったく同じであった。MS側から見れば、Xboxの価格改定はSCEの影響を受けたわけではないと反論するだろうが、二度も同じことが続けば周りはそう判断しないだろう。

価格以外の面でもMSのユックリズムを確認できる。Xboxの最大の売りであるオンラインゲームを提供するサービスがPS2よりも遅れて始まることもそのひとつであろう。オンラインを武器に登場しながら、発売以来それを有効活用できない状況をMSは作ってしまっている。様々な要素によりサービスを提供できない理由が数多くあるだろうが、いずれにしろ一足先にオンラインゲームの提供をしているPS2はその分だけ先行してしまっている。MSは、普及台数でもオンラインゲームでも遅れをとったXboxをどう考えているのだろう。

そもそも、MSのユックリズムは発売前からあったとも言える。当初、Xboxは全世界同時発売が予定されていたはずだったが、実際は北米市場のみが先行発売になってしまっている。MSのバック上級副社長は『北米と日本のように巨大な市場をいっしょに立ち上げるのは難しい。…一つ一つの市場にフォーカスしたほうが良い結果が出せる』(2001年11月20日 日経産業新聞)と話し、日本市場を後回しにした方が最終的に良い結果がでると判断していたが、大浦Xbox事業部長は多少不安視していたようで『年末商戦を見逃すのは痛い』(2001年8月28日 同紙)とも語っていた。結果から見れば、大浦氏の不安が当たったことになっているが、こうした結果を生み出したのはMSの対応がはっきり言って“呑気”だったからだろう。

では、どうしてMSはこれだけ遅れて動いているのだろうか。

(つづく)

(ライター:菅井)

■ゲームニュース
ゲーム最新ニュース

PS4
PS3
PS2

PS Vita
PSP

Wii Wii U

ニンテンドー3DS
ニンテンドーDS

Xbox One
Xbox360

WINDOWS
DVD ブルーレイ

スーパーロボット大戦
テイルズ オブ
ファイナルファンタジー

ゲームニュース2007年
ゲームニュース2006年
ゲームニュース2005年
ゲームニュース2004年
ゲームニュース2003年
ゲームニュース2002年
ゲームニュース2001年
ゲームニュース2000年

■各種コンテンツ
ゲームいろいろ情報サイトマップ
ゲーム発売日
アニメ発売日
漫画コミック発売日