セガは、任天堂と買収に関する交渉を実施中との報道を行ったニューヨークタイムズ紙に対して、公開抗議文を公にした。
それによると、誤報告知、および罪の掲載を速やかに行い、生地作成に至った経緯を明らかにするように求めている。
■New York Times紙に対する公開抗議文
貴紙は、12月27日付紙面において「任天堂、セガ買収の交渉を重ねる」とのまったく事実無根の報道をおこない、この誤報の結果、当社の株式の売買停止、任天堂株式会社の株価にも大きな影響を与える事態を引き起こし、両社の株主、関係各社、取引先、両社のユーザーなどに多大な混乱を招きました。
また、当社の企業イメージ、ブランド・イメージにも計り知れないダメージを与えました。
同日両社のトップが完全否定を表明したにもかかわらず、12月29日、さらに同様の報道を行なうという許し難き行為を繰り返しております。
この度重なる恣意的な報道は、当社の事業活動への妨害行為であり、見逃すことはできません。貴紙の報道機関としての責任は重大であると考えられます。
よって当社は、貴紙において当報道と同規模の誤報告知および謝罪の掲載を速やかに行なうこと、何を根拠に当記事の作成に至ったのか情報源の開示を強く求めるものであります。
報道機関として、貴紙報道内容に対して良識ある対応と、誤報に対して責任ある態度で当件にあたることを要求いたします。
以 上
株式会社セガ
専務執行役員社長室長
中村 俊一 |