【コラム】セガが行ったネットイベントは成功か、失敗か!?
9月22日から10月1日の間、セガがネット上で行ったイベントのアクセス数が約981万ページビューであったと発表された(GameSpotより)。数字だけ見るとたいそうな数だが、果たしてこのイベントはこれで成功といえるのだろうか。


結論からいうと、このページビューの数だけで成功ということはできないし、実際、この数値にはそれほどの価値はないといえる。まずは、それを裏付ける例を紹介しよう。


このイベントが開催されてから、「サクラ大戦3」の紹介ページもオープンされたのだが、そこのカウンターは最終日あたりでも2万5千くらいしか回っていない。この時期は、発売日情報などで注目を集めていただけに、普通に考えるのなら、もっと多くの人が興味をもって「サクラ大戦3」のページにアクセスするはずである。注目度の高い同ソフトですらこれだけのアクセス数であるのだから、ほかのタイトルの紹介ページはもっと低いアクセス数であると容易に推察できよう。


では、なぜ、こんなにもページビューがあったのか。それは、どこに何があるかわからないために、あちこち見ざるを得ないという構成であったためである。たとえば、上述の「サクラ大戦3」のホームページを探すのにも、たいそうな苦労を伴うようになっていた。ページビューの多さは、このイベントに多くの人が興味をもって訪れたというよりかは、どこに何があるのかわからずにさまよい続けている、つまり不親切なサイトであったことの証明であるともいえる。


ただ、こうした部分だけを見て、このイベントは失敗だというのは早計だろう。最終的にはソフトの販売増加につながることが一番重要であるからである。今後発売されるソフトのアンケート集計で、インターネットで知った、セガのネットイベントで知ったという割合が通常より多くなるのであれば、このイベントは成功であるともいえる。また、期間中に行っていた通販の予約や物販の利用状況もひとつの判断として加え、成功かどうかの目安とすべきであろう。


余談ではあるが、今回のイベントは、普段ネットサーフィンをしない人を対象にDreamcastの標準設定のプロバイダを使用させる目的もあったのではと思われる。普段ネットにつなげない人は、当然定額無制限使用で申し込んでいるはずもなく、そうしたユーザーに長い間ネットに接続させ、そのプロバイダ使用料金で稼ぐという考え方もある。それゆえに、わかりにくいWEB構成をして、長い間ネットに繋げさせるようにしたのではとも考えられるがどうだろうか。実際に、これを意図していなくても、今後こうした考えも考慮に入れて展開していくのもひとつの手ではなかろうかということで、ここで述べておく。
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